キャラバン隊の出発 〜前編〜
2月16日 朝食をしている頃より、 ポーターが集まりはじめ、 荷物のまわりに群れをなして座っている。 ポーターナンバーとパッケイジナンバーが あわなくて混乱する。 ![]() ポーター出発前の荷物のふりわけ風景 ギャルチェン、サムデン、山崎が大奮闘をする。 最後の一群(43名)がなかなか腰をあげない。 その中の数人の目つきのするどい男がきて ここまでバスでやってきたからバス賃をくれという。 要求をのむことにして、その一団が 出発がし終えたのは13時30分であった。 タクシーでポカラのはずれまで行く。 マディコーラの段丘をのりこえのりこえして ギザンにつく。河岸段丘上の大木の 点散する草原上のキャンップ地からは、 アンナプルナ南峰、マチャプチャレが 夕日に照らされて美しい。 村の有力者がきて、各登山隊が この村に少しでも金を出してくれれば、 立派な学校が立つのにという。 ![]() ガンダギ国立公園(ポカラ) ![]() ポカラに集う隊員 2月17日 鳥の声が満ち、すがすがしい朝をむかえる。 朝食はオムレツである。 荷物の中、木の下、部落の家、 あるいは昨夜のポカラまで帰ったのか、 昨日通った川原の道から ポーターたちが集まってきた。 はやばやと自分の荷物をかついで 出発している者もある。 ヤンザは細長い、木々の豊富な 段丘上にできた部落である。 土の家、石の家、ブタがあちこち、 牛を追う者、水牛が汚い水の中を這っている。 段丘がきれ、河原におりる。 大木の下で休んでいると2人の男が バイオリンみたいな楽器を 私たちの前でひいてくれる。 一曲終わったあと金をくれという。 頬をはられたようないやな気持ちにさせられた。 ロバに鈴をつけた行商が ガラガラと通りすぎていった。 ![]() タラパニ村の風景 ![]() 隊荷30kgの上に子供をのせて運ぶ女性のポーター ![]() ノーダラ峠から下って来たチベッタンの商隊 2月19日 ギザンの段丘をくだるとドビコーラのつり橋があり 通行料をとられる。橋を渡った田んぼで ポーターが動かなくなった。 先行する都岳連隊は18Rsになったから 我々も同じにせよとのストライキである。 クスマのチェックポストでそれを確かめ 都岳連隊と同じにすることでその場を解決する。 都岳連隊にも手紙を送り確かめることにした。 2月20日 カリガンダキとミャグディコーラが 合流したところがベニである。 この地方の要地として、かなり大きな街となっている。 街外れの大きな木のある草地の キャンプ地は物見高い人々でいっぱいだ。 特にドクターのまわりには病気を 持った人が診察の順番を待っている。 ドルジの通訳で症状をきき、 手当てをするドクターは今日も忙しそうである。 メールが都岳連隊の手紙を持って帰ってきた。 岡大隊が値上げしたというポーターのストライキで やむなく値上げをしたということであった。 巧妙なポーターの策略にひっかかってしまった。 ![]() 湯本ドクターの活躍 <<登山記録へ戻る <<HOME |