「大山の花」撮影紀行2005.6.18.
今年2月1日にオープンした電子町内会「なかい」で大森武生、上野哲男 「花ウオッチング」を担当するようになって、 急激に植物に対する関心が高まりました。 つくづく考えてみますと 人間が生きて行く根源は、植物です。 肉、魚など動物性タンパク質も、 植物を餌として成長しているのですから、 根源は植物なのです。 その植物繁殖のスタートが「花」なのです。 毎日近所をウォーキングする時も必ずカメラ持参、 雑草から園芸植物何でも撮影します。 その後が大変です。 写真とその花の名前を同定することは、 かなりの知識を必要とします。 最初は「花」の名前の知っているものから撮影し、 HPのコンテンツとしました。 コンテンツも、今日現在で200カットを越えました。 そろそろ趣味の「山歩き(山登を卒業した)」に 領域を拡大したいと考え、 山岳会の後輩上野君に依頼して 「大山の花」撮影紀行を企画して貰いました。 目標は、大山で一番花の豊富な「振り子沢」です。 上野君と2人、朝6時岡山を車で出発。 岡山インターから山陽自動車道−岡山道−中国道−米子道を経由し、 溝口インターから大山寺へ。 赤松地区を過ぎると、4車線工事が行われており、 両側に「ヤマボウシ」が植えられて、今が満開でした。 8時20分大山寺に到着した。 上杉旅館のおやじに頼んで、 旅館前の駐車場に車を止める。 身支度を調え8時30分スタート、 ゆっくり参道を登る。 大山寺奥の院・鐘楼の脇に白い穂状の白い花、 多分「ショウマ」の仲間だろうと検討をつけ、撮影する。 ![]() 鐘楼脇の池の緑に「サラシナショウマ・晒菜升麻」が咲いていた。 奥の院を抜け、大神山神社に到着、 今日の安全を2人で祈願する。 神社の西、トイレの側に樹齢1000年を 越えそうな杉の大木に「アジサイ」風な白い花が 巻き付いているのを発見し撮影。 ここで、30歳前後と思われる女性と出会う。 彼女も花の撮影に来たとのこと。 暫しの立ち話。 米子市在住のプロカメラマン・矢藤益美氏。 上宝珠尾根に咲く「ノミネチドリ」(私は名前も初めて)を 撮影する目的だという。 大山には年間10数回撮影登山し、 大山寺橋の袂の土産物店で画廊を開いている ことなどお聞きした。今回は、7月20日から 「とっとり花回廊」で写真展をする、 その為の撮影行だとのこと。 我々のコースと合致するので、 同行と花のコーチを御願いしたところ、 快く引き受けて頂く。 ![]() 樹齢1000年を越える杉の大木に絡まって咲く「ツルアジサイ」 元谷に向けて出発。 とたんに「フタリシズカ」よと、指さす。 なるほど「フタリシズカ」が群生している。 葉の付け根から2本ないし3本の花序を出して小さな花を付けている。 ![]() 「フタリシズカ」 私が岡山で撮影し、HPに掲載したのが5月4日。 標高800mの大山寺では1ケ月半以上の差があるようです。 今日持参した「山渓:ポケット図鑑・夏の花編」は役立ちそうにない、 「春の花編」を持参すべきだったようです。 元谷への道から別れ、下宝珠へ向かう。 ここからが彼女の真骨頂です。 この辺には、大山特有の「ラン」があるはずと、盛んに探す。 まず、見つけたのは「ギンリョウソウ・銀竜草」 真っ白い透き通るようなキノコでないか。 草丈6〜7センチで、スズランの花の形に似た花を1ケ付けています。 薄暗い林の腐葉土に生育する腐生植物で、 別名「ユウレイタケ」(彼女は「オバケタケ」と呼んでいた)とも 呼ばれるのだそうです。 ![]() 「ギンリョウソウ・銀竜草」 別名「ユウレイタケ」(「オバケタケ」) 次に、待望のランの仲間(名前を書き留めたメモを 無くしてしまって、不詳)を発見、 下草の中に1株小さな白い花を付けていました。 素人の我々にとっては、 教えられてやっと気づく花です。 さすがプロです。 大山の気候が作り出す自然の特徴をよく把握して、 その自然が作り出す植物、1つ1つの個性を、 自分の撮影技術で表現する。 これがプロ写真家なのだとつくづく感心させられました。 我々素人は、ほとんどデジタルカメラ、 それもほとんどオートに設定して撮影してますから、 上手く写ればもうけものです。 彼女は、衣服の汚れるのもいとわず這い蹲っての撮影です。 カメラも1200万画素のデジタルカメラと フィルム銀塩カメラのダブル撮影です。 機材だけでも結構な重量だろうと感心してしまいます。 ![]() ![]() 名前不詳のランの仲間(コケイラン?)。 接写はいずれも彼女が接写レンズを デジカメの前に添えてもらって 撮影したものです。 次へ>> <<HOME |